2017年07月29日
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■「社会保険労務士」は会社員や公務員に人気の資格
サラリーマンに人気な資格の1つに「社会保険労務士」があります。
「社会保険労務士試験」の受験者の6割程度が会社員または公務員なんですよ。
なぜ「社会保険労務士試験」が人気なのか?
それは「社会保険労務士」の資格が仕事でも役に立つだけでなく,転職にも有利だからなんです。
そもそも「社会保険労務士」って具体的にどんな仕事をする人なのでしょうか。
「社会保険労務士」は,おおまかに労働局や年金事務所などに出す各書類を作成したり,細かい給料計算を行ったりしていることが多いです。
会社の一社員としてこういった仕事をしている社会保険労務士もいますし,独立して自ら社会保険労務士の事務所を経営して,他の会社から業務を請負っている社会保険労務士もいます。
労働局や年金事務所などに出す各書類や,給与計算って,やったことがある人だと分かると思うのですが,かなり細かい知識が必要なんですよね。
労働関係の規則や,年金の仕組みが分かっていないとこういった仕事をするのは結構大変なんです。
弁護士の私も年金の細かいシステムについては社会労務士の先生に教えてもらいながら仕事を進めることがあります。
労働関係の細かい規則や,年金の仕組み,補助金の制度なんかについては弁護士よりも社会保険労務士の先生のほうが詳しいということが多々あります。
このように「社会保険労務士」の資格を持っていると,「労働関係の法律や年金の制度に詳しいんだな」という信頼を得られるので,転職でもアピールポイントになりますし,転職をしない場合でも会社から重宝されたりするんです。
そのため,キャリアアップのために「社会保険労務士」の資格を取るサラリーマンが多いんですよね。
ちなみに先程も少し触れましたが,「社会保険労務士」の資格をとった後に独立して事務所を開設する人も少なくありません。
独立している社会労務士の先生の聞いたところ,顧客を上手く開拓できれば年収3千万円くらいまではいくそうですよ。
社会保険労務士の仕事の内容を詳しく知りたい人は「社労士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本」という本に,社会保険労務士の仕事の内容が分かりやすく書かれているのでおすすめです。
●ISBN-10: 4798045802
■「社会保険労務士試験」の難易度
「社会保険労務士試験」の難易度は,法律系資格の中では「真ん中」くらいです。
一般的に1000時間くらいの勉強時間が必要だと言われています。
1年で合格するためには1日3時間弱,2年で合格するためには1日1時間弱くらいの勉強時間が必要になります。
ただし,これよりもずっと短い勉強時間で合格する人もいます。
そこで,次回は「社会保険労務士試験」の効率的な勉強法についてお話をしたいと思います。
●ISBN-10: 4534049366
●ISBN-10: 4534049366
「宅地建物取引士試験」の勉強方法ですが,お金に余裕がある人はスクールを利用するのが良いでしょう。
スクールを利用すれば,何を勉強すれば良いか指示をしてくれますし,教材もスクールが指定してくれるので,悩む必要はないです。
もっとも「宅地建物取引士」はスクールを利用しなくても独学でも合格できる試験です。
独学のほうが自分のペースで勉強できますし,お金もかかないというメリットがあります。
やり方次第では独学のほうが効率的に合格できることもあります。
ですから,スクールの強制されなくても自分で勉強できる自信がある人は独学でもオッケーでしょう。
独学で勉強をする場合には,当然ですが自分でテキストや問題集を買う必要があります。
テキストと問題集を別々に買うというスタイルもありますが,勉強効率を考えるとテキストと問題集が一緒になったもののほうが効率が良いでしょう。
おすすめは「スッキリわかる宅建士」という本です。
●ISBN-10: 4813268552
法律の教科書って小難しいものが多いのですが,この「スッキリわかる宅建士」というテキストは図が多く使われていたりして,数あるテキストの中でもかなり分かりやすいと思います。
このテキストを読みながら過去問を解いた上で,直前期に模試を受験して復習をすれば,それだけで十分に合格できる力はつくと思います。
「宅地建物取引士」の試験勉強の注意事項ですが,「完璧主義」になる必要はありません。
「宅地建物取引士」の試験は4つの肢の中から正しいものを選ぶという択一式で,50点満点のうち35点程度取れていれば合格できます。
適当に答えても12.5点はとれる計算ですから,あと20点ちょっと正解できれば合格できるんですね。
実際,私も「宅地建物取引士」の試験には合格しましたが,理解できずに消化不良で終わってしまった箇所がたくさんありました。
勉強をしていると分からないこともあると思いますが,最初のうちはあまり気にせずにどんどん先に進めていけばOKです。
そして,「スッキリわかる宅建士」を何回も読み返して問題を解き直していると,自然と問題が解けるようになっていくはずです。
この「スッキリわかる宅建士」を回した後,試験の直前期になったら予想模試を受けてみましょう。
予想模試はスクールでも受けられますが,ネットでも買えます。
●ISBN-10: 4863584997
●ISBN-10: 4844996614
資格試験では,この直前期の「予想」が大事であったりします。
他の受験生も予想模試を受験している人が多いので,自分が受験していないと,その分だけ不利になってしまうことが多いんですよね。
予想模試を受けて間違えた問題はきちんと復習をして,本試験で同じような問題が出たら解けるようにしておくと良いです。
方法を間違えずにちゃんと勉強をすれば合格できる試験ですから,興味がある人は受験してみてください。
なお,宅地建物取引士試験に合格した後,宅地建物取引士として登録するためには,2年間の実務経験か,登録実務者講習を受ける必要があります。
登録実務者講習は1ヶ月程度(38時間分)の自宅学習と,2日間の通学による学習が必要になりますが,まじめにやっていれば問題なく修了できますので,実務経験がない人も心配する必要はないでしょう。
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■「宅地建物取引士」はコストパフォーマンスが良い資格
「宅地建物取引士」転職を考えている人にとって非常にコストパフォーマンスが良い資格です。
なぜコスパが良いかというと,少ない勉強時間で合格できる割に,「宅地建物取引士」の資格を持っていると転職しやくなったり,資格手当が付いたりすることが多いんですよね。
アパートを借りたことがある人は「宅地建物取引士」の仕事がイメージしやすいと思います。
不動産会社には5人に1人といった割合で「宅地建物取引士」を置かないといけないことになっています。
そして,アパートなどの賃貸の契約の時などに不動産会社は「重要事項の説明」をしなければならないのですが,この「重要事項の説明」は「宅地建物取引士」でないと出来ないんですよ。
ですから不動産関係の会社には「宅地建物取引士」は絶対に必要なんです。
ですから,「宅地建物取引士」の資格を持っていると,不動産関係の会社に転職するのに有利なんですよね。
しかも,「宅地建物取引士」の中には不動産関係の会社に転職して不動産関係の仕事を覚えた後,独立をして自ら不動産関係の会社を経営する人もいます。
不動産事業ってきちんと経営ができれば今でも儲かる仕事なんです。
アパートやマンションの賃貸を仲介すると,家賃1ヶ月分くらいの仲介手数料がかかりますよね。
家賃10万の物件であれば,10件仲介して100万,1000件仲介して1000万!
不動産業の仕事は「賃貸」の仲介だけではありません。
不動産の「売買」の仲介の場合,仲介報酬もっと高いんです。
たとえば1500万円の不動産の「売買」を仲介した場合,仲介報酬は51万円!
不動産会社を経営して上手くいけば年収数千万円~数億円も夢ではありません。
宅地建物取引士の仕事を詳しく知りたい人は「こんなにおもしろい 宅地建物取引士の仕事」という本を読んでみることをおすすめします。
●ISBN-10: 4502208310
■「宅地建物取引士試験」の難易度
転職にもメリットがあって,将来独立も可能な資格なので,「宅地建物取引士になる試験って,どれだけ難しいんだろう」と思いますよね。
しかし,「宅地建物取引士」は法律系の資格の中でもかなり合格しやすい試験なんですよ。
実際に私は約2ヶ月間の勉強で「宅地建物取引士」の資格を取りました。
普段テレビを見たり,ゲームをしているような時間を勉強時間に充てて集中して勉強すれば,短期で十分に合格することが可能です。
このように,「宅地建物取引士」は社会人でも仕事をしながら比較的容易に取得できる上に,転職にも有利なのでまさにコストパフォーマンスの良い資格なんです。
「取りあえず転職に向けて資格を取りたいけど,何の資格を取ったら良いかわからない」という人は,最初に「宅地建物取引士」の資格を取ることをおすすめします。
次回は「宅地建物取引士」試験の勉強方法についてお話したいと思います。
●ISBN-10: 4502208310
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