司法試験の勉強での入門書と論文問題集を使用する順番について


コメント欄でいただいた質問のうち,今回は,以下のご質問についてお話したいと思います。
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今年から学生時代に挫折した司法試験の勉強を始めようと考えております。 
学習の手順としては、1科目ずつ重点的に取り組んだ方が良いのでしょうか。 
例えば、 
民法入門書→憲法入門書 とするか、 
民法入門書→論文問題集→次の科目とするか迷っております。 

個人差がある話で大変恐縮ですが、管理人様のアドバイスをいただければ幸いです。どうか、よろしくお願いします。
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入門書と論文問題集を使用する順番ですが,私の場合


民法の入門書を読む → 民法の問題集を読む等

憲法の入門書を読む → 憲法の問題集を読む等

刑法の入門書を読む → 刑法の問題集を読む等
・・・

という順番でやっていました。



民法の入門書を読む → 憲法の入門書を読む → 刑法の入門書を読む → ・・・
→ 民法の問題集を読む等

という順番で学習すると,民法の問題集に取り組み始めた時に,民法の入門書で読んだことを忘れている可能性が高く,効率が悪いと思います。

なので,民法の入門書で読んだことを忘れないうちに,民法の問題集を読む等の学習に移ったほうが良いと思います。


法律の勉強でつまずくことが多い1つの原因は「最初のほうに書いてあることを理解するためには,後のほうに書いてあることを理解していないといけない」「しかし,後に書いてあることを理解するためには前に書いてあることを理解していなければならない」ということが良くあるためです。


たとえば,民法で言えば債権各論(契約等)を理解するためには総則(意思表示等)の知識が必要ですが,総則(意思表示等)を理解するためには債権各論(契約等)の知識が必要です。


この一見矛盾する問題をクリアするためには,科目全体を短期間で何度も回すことが大事だと思います。

入門書ですが,「伊藤真の○○入門」シリーズであれば,1日あれば読むことが出来るはずです(民法でも200頁ないくらいなので)。

★ISBN-10: 4535523053


また,論文問題集についても「伊藤塾試験対策問題集」の「A」ランクの問題は,それぞれの科目で30問程度しかないはずですので,1問につき1時間から2時間程度かけたとしても,頑張れば1週間,長くても1ヶ月あれば回すことが出来るはずです。

★ISBN-10: 4335303556

このように,入門書や問題集を短期間で回すことで,科目内の断片的な知識が繋がっていき,効率的に知識をインプットできるようになると思います。


私もそうでしたし,周りの受験生を見ても成績が一気に伸びていく人は,あまり時間をそれぞれの科目の全体を何度も回す,という人が多かったと思います。


ちょっと長くなりましたが,結論としてはご質問について,私の考えとしては,

「民法入門書→憲法入門書・・・」よりも

「民法入門書→論文問題集→次の科目・・・」

のほうが良いと思います。


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