仕事を辞めて弁護士に転職しました

公務員として数年間働いていましたが、思い切って公務員を辞めて司法試験を受験し、現在は弁護士として働いています。 自分が受験生の時は情報が少なく相談できる人もいなかったため、色々と悩むことも多かったです。 公務員のこと、司法試験のことなどについて、受験生の方に参考になるかも知れないことを書いていけたらと思っています。 質問がある方はコメント欄に記載してもらえれば可能な範囲で回答したいと思います。回答まで時間がかかることが多々ありますがご容赦ください。

2017年07月

公務員の仕事って結構大変なんですよ。というお話。

「公務員なんて9時5時で帰れるだろうし,仕事も楽そうだな。」と楽観的に考えていた私でしたが,そんな楽観的な希望は初日で見事に打ち砕かれました。


市役所に入ったその日から来る日も来る日も残業and残業。

土日出勤も当たり前。


私は大学生の時に毎日10時間くらい寝ていたので,毎日残業で睡眠時間もろくに取れない生活はホントマジきつかったです。


しかも仕事が忙しいだけじゃないんですよね。

市民の苦情の処理もしなければいけなかったり,ミスをして上司にめちゃめくちゃ怒られたりと,ストレスも半端なかったです。


今になって振り返ってみると,新採用当時の私は上司や先輩も面倒見の良い人が多くて恵まれていたとは思います。

ミスをして怒られるのは当たり前ですし,上司や先輩は時には優しくフォローをしてくれていました。

それでも,当時は自分が恵まれているとは思えないくらい余裕がなかったですね。



公務員を目指している人は,公務員になった先輩から話を聞いたりして,公務員のイメージを持ってから受験したほうが良いと思います。

私みたいに「公務員って楽な仕事しょ」って舐めたまま公務員になるとホント大変なので。


そんなこんなで私は公務員になって1年目で早くも「仕事を辞めたい・・・」と思うようになりました。



そうは言っても当時は超が付くほどの就職氷河期。


新卒ですら就職に苦労しているのに,公務員を辞めた人間がそう簡単には再就職できるような状況ではありませんでした。

本当はニートになりたかったのですが,それは親が絶対に許してくれないと思ったので,「どうしたら公務員を辞めた後に再就職できるか」を真剣に考えるようになりました。


真剣にいろいろ考えた結果「また再就職しても同じことになるかもしれない」「雇われなくても自分で生きていく力を付けるしかないんじゃないか」と考えるようになりました。

「雇われなくても生きていけるようにする」ためには,自営業をするか,自分で会社を作るしかないのですが,いきなり自分で事業を始めても借金まみれになって破産する自分しか想像できませんでした。


そこで最終的に私は「自分一人でも生きていけるような資格をとろう」と考えるようになりました。


そうは言っても何の資格を取ればよいのか・・・。


私は転職のために何の資格を取れば有利なのか調べまくりました。

いつのまにか私は資格のことなら何でも知っていますくらいの資格オタクになっていました。


次回からは「転職に有利になりそうな資格」についてお話をしたいと思います。

公務員試験を受けることとなったきっかけ

大学生の方やサラリーマンの方で「公務員試験を受けよう」と考えている方もいると思います。


私が公務員試験を受けることとなった経緯について少しお話したいと思います。



大学生の頃の私は大学にはほぼ行かずに毎日バイトをしたり,友達と遊んだり,アパートでゴロゴロしたり・・・と,かなり堕落した生活を送っていました。


しかし,大学3年生になると,当然のように同級生は就職活動の準備をし始めます。

周囲で同級生が「お前どこの会社受けるの?」とか,「先輩が30社受けて内定1社もとれなかったらしいよ。やべえよ。」みたいな会話をするようになります。


私も何となく「そろそろ就職を考えないといけないな・・・」と思っていたのですが,堕落した生活に完全にハマってしまった私は,就職なんてしたくありませんでしたし,就職活動もしたくありませんでした。



そんな時,まだまだアホだった私は「公務員になったら9時5時で帰れるだろうし,仕事も楽そうだな~。よし,公務員試験でも受けてみるか。」と思ってしまいました。


今になって考えると世間知らずの学生の発想なんですが,当時は「公務員の仕事なんて大したことないだろう」と楽観的に考えてたんですよね。



その後,公務員試験の勉強をして,「国家公務員2種」と「市役所(地方上級)」を2つ受験し,国家2種と市役所のうち1つに合格しました。

もう1つの市役所は受験者1000人中50位という悪くない成績でしたが,採用者が20人くらいだったため,不合格になってしまいました。


国家公務員になるか,市役所の地方公務員になるか迷ったものの「転勤するのは嫌だ」という理由で市役所の職員になることになりました。


この選択が地獄の始まりだとは・・・まだ若かった私には知るよしもありませんでした。

市役所に入った後のお話はまた次回。