2019年08月

2019年08月05日


質問をいただきましたので私見についてお答えしたいと思います。

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予備試験における実務科目はいつ頃勉強すれば良いのでしょうか
例えば刑事実務なら刑法や刑事訴訟法の後、などあれば。
勉強の為に参考になる本などもあれば知りたいです
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私が受験生の時には予備試験はまだ無く,私は予備試験の受験経験はありませんが,予備試験の過去問を検討した内容や,私が司法試験や司法修習で事実認定の勉強をした経験をもとにお答えします。

その点についてご了承ください。



  • ●予備試験における法律実務基礎科目の勉強を開始する時期

予備試験の法律実務基礎科目では,具体的には民事では主に要件事実と事実認定について,刑事では主に事実認定について問われます。

そして,民事の法律実務基礎科目で必要とされる要件事実と事実認定の能力を身につけ,理解するためには主に民法を理解している必要があります。

また,刑事のの法律実務基礎科目で必要とされる事実認定の能力を身につけ,理解するためには,主に刑法と刑事訴訟法を理解している必要があります。

予備試験の法律実務基礎科目の過去問中には,民法・刑法・刑事訴訟法等の十分な理解があれば,現場で自分の頭で考えることで対処可能な問題も少なくありません。

民法・刑法・刑事訴訟法等と法律実務基礎科目を切り分けて考えるのではなく,民法・刑法・刑事訴訟法等の知識・理解の延長線上に法律実務基礎科目で問われる知識・理解があるというイメージです。


そのため,民法・刑法・刑事訴訟法の勉強が不十分なまま,法律実務基礎科目の勉強を開始しても効率はあまり良くないと思います。

したがって,法律実務基礎科目の勉強を開始するのは,民法・刑法・刑事訴訟法等をある程度理解してからのほうが良いでしょう。

具体的には,民法・刑法・刑事訴訟法等の問題集を回し,民法・刑法・刑事訴訟法等の答案がある程度書けるようになってから,法律実務基礎科目に取り組むと良いと思います。

ただし,短期間(1年程度)で予備試験の合格を目指している場合は,民法・刑法・刑事訴訟法等の理解が深まってから法律実務基礎科目の勉強を開始したのでは間に合わない可能性があります。

そのため,短期間で予備試験の合格を目指している場合は,民法・刑法・刑事訴訟法等がある程度理解できた段階で,早めに法律実務基礎科目に対応した問題集に目を通しておき,法律実務基礎科目で必要となる要件事実・事実認定の知識・理解がどの程度なのかを把握しておくと良いと思います。


★ISBN-10: 4335303602

★ISBN-10: 4335303610





  • ●法律実務基礎科目の勉強において参考になる本(民事)

民事の法律実務基礎科目については,まず「新問題研究 要件事実」を何度も読み,この本に書かれている要件事実を頭に叩き込んだ上で,なぜ条文等からそのような要件事実が導かれるのかをきちんと理解しておくことが大事です。



また,普段から民法の問題を解いたり,条文を読むときに,その問題で出てきた訴訟物・条文の要件事実が何かを考える習慣を付けておくと良いです。

そして,自分で考えた要件事実が合っているかを,岡口裁判官の「要件事実マニュアル」で確認し,理解が不十分だった場合には,「要件事実マニュアル」の解説部分を読んでおくと良いです。

★ISBN-10: 4324096562
★ISBN-10: 4324096570


「要件事実マニュアル」はあくまで「辞書」なので,最初から最後まで読む必要はありません(一般的な受験生にはそのような時間はないと思います。)

問題を解いたり,条文を読んで必要性を感じた時に読んでおくだけで十分です。

また,「要件事実マニュアル」は全5巻ありますが,司法試験・予備試験の範囲は1巻と2巻でほぼ網羅していますので,受験生の時点では3巻以降は必ずしも買う必要はありません(買ってダメということはありませんが)。


このように,「新問題研究 要件事実」を徹底的に記憶・理解し,普段から要件事実を考える習慣を身につけておけば,民事の法律実務基礎科目も,司法試験もクリアできると思います。

初学者向けの他の本も読んでみたいということであれば,岡口裁判官の「要件事実入門」もおすすめです。

★ISBN-10: 4908621063

★ISBN-10: 4908621071



心配であれば「紛争類型別の要件事実―民事訴訟における攻撃防御の構造」や「要件事実論30講」などをやってみても良いと思いますが,個人的には司法試験・予備試験レベルでは,ここまでやらなくても,前記のように普段から要件事実を考える訓練をしておけば,合格ラインには達すると思います。

★ISBN-10: 4908108226

★ISBN-10: 4335357508


「紛争類型別の要件事実―民事訴訟における攻撃防御の構造」は,解説がシンプル過ぎてとっつきにくいですが,何度も読み込んで一度マスターしてしまえば,薄い本であるため試験直前に要件事実を短時間で復習できる強力なツールになります。

「要件事実論30講」は私が受験生の時から定評がある演習書で,この本をマスターしておけば要件事実は怖くなくなると思いますが,ちょっとオーバースペック気味なので,他の科目の進捗状況を勘案しつつ,手を付けるかどうか考えたほうが良いと思います。


私は「新問題研究 要件事実」と「「紛争類型別の要件事実―民事訴訟における攻撃防御の構造」」を完璧にして,後は問題演習をした時に出てきた要件事実を「要件事実マニュアル」を使って整理するという形で勉強をしていましたが,法科大学院の要件事実の試験はAでしたし,司法修習の最後にある二回試験の民事裁判・民事弁護科目も「優」だったので,手を広げ過ぎるよりも基本を大事にすることと,自分の頭で考える習慣を付けておくことが大事だと思います



あと,念のため民事執行法・民事保全法は概要だけでも勉強しておいたほうが良いです。

論文式試験で民事執行法・民事保全法を問われた時に,条文を引けるようにしておきましょう。

民事執行法・民事保全法の基本書としては「基礎からわかる民事執行法・民事保全法」が分かりやすいという受験生が多いようですが,私は有斐閣アルマの「民事執行・保全法」のほうが好みです。

自分が読みやすいほうを選べば良いと思います(私は両方持ってます)。

★ISBN-10: 4335354754

★ISBN-10: 4641220859



そして,とにかく過去問をやりましょう。

本を読んでいても実力は身につかないので,過去問を繰り返し解き,問題の解き方の感覚を身体にしみこませておくことが大事です。

★ISBN-10: 4864664358




  • ●法律実務基礎科目の勉強において参考になる本(刑事)

刑事の法律実務基礎科目においてもっとも参考になるのは「過去問」だと思います。

★ISBN-10: 4864664358

刑事の法律実務基礎科目においておもに問われるのは「事実認定」ですが,刑事の事実認定は「習うより慣れろ」的な要素が大きく,過去問を繰り返し解きながら,上手い人の答案を盗んでいくのが上達の近道です。

野球を上手くなりたい人が,いくら野球の教科書を読んでも上手くならないのと同じように,刑事の事実認定も実際に自分で手を動かして問題に慣れていくことが大事です。



参考書としては,辰巳法律研究所の「司法試験予備試験法律実務基礎科目ハンドブック〈2〉刑事実務基礎」が比較的使いやすいと思いますが,今は絶版になっていますね。

必ず必要という訳ではないので,予備試験の合格者などからもらえたり,安い中古本があれば入手しておけば良いと思います。

★ISBN-10: 4864662614



こちらも必須という訳ではありませんが,刑事事実認定の本の中では「刑事事実認定入門」が薄くて分かりやすいです。

司法試験・予備試験レベルで必ず読んでおかなければならないという訳ではありませんが,過去問をいくつか解いた後に読むと,頭の中が整理できると思います。

★ISBN-10: 4891861940



その他,私が「出来れば受験生時代に目を通しておきたかったな」と司法修習生になってから思ったのが「検察終局処分起案の考え方」という本。

「検察終局処分起案の考え方」は司法修習の検察科目で徹底的に覚えるように指導される本で,司法研修所で使われているだけあって,事実認定の考え方が非常に詳しく整理されています。

司法試験・予備試験の受験生は,この本をマスターする必要はありませんが(そもそも司法試験・予備試験の答案の書き方と,検察終局処分起案の書き方は違うのでマスターしないほうが良い),間接事実の考え方,目をつけるべき間接事実,事実の評価の考え方,構成要件の捉え方(客観面,主観面の区別等),共同正犯の考え方等,司法試験・予備試験の事実認定でも参考になる事項がコンパクトに整理されているので,ある程度勉強が進んだ後に目をとおしておくと役に立つと思います。

この本をある程度理解出来れば,司法試験・予備試験の刑事の事実認定では他の受験生に差を付けることが出来ると思います。




その他,私が受験生の時に軽めに読んだのが,菊地幸夫先生の「刑事事実認定 特訓講座」という本です。

菊地幸夫先生はテレビにも出ているので知っている受験生も多いと思いますが,以前に司法研修所で教官をされていたり,辰巳法律研究所の講師をやっているので,説明は分かりやすいです。

★ISBN-10: 4887277512

★ISBN-10: 4887278063

「刑事事実認定 特訓講座」は読んですぐに即効性があるような本ではありませんが,頭の体操になると思うので,興味がある人は気分転換がてらに目を通してみると良いかも知れません。

今は絶版になっているようですが,Amazonで中古本が安く売られています。




その他,刑事の事実認定の本として「刑事事実認定重要判決50選」という本を薦める合格者もいるかも知れませんが,個人的には司法試験・予備試験の段階では「刑事事実認定重要判決50選」は明らかにオーバースペックで,読んでも消化不良になる人が多いと思いますので,あまりお勧めしません。

司法試験に合格した後に買うか図書館で借りて読むと良いでしょう。


★ISBN-10: 4803743312

★ISBN-10: 4803743320



以上,予備試験における法律実務基礎科目についてお話しましたが,特に事実認定についてやはり一番役に立つのは過去問です。

過去問を繰り返し解くことで事実認定の能力が身についていきますので,紹介した本を参考にしていただた上で,過去問をきっちりとやっていただければと思います。



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質問をいただきましたのでお答えしたいと思います。

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管理人様

いつも拝見させていただいております。有益な情報をいただき、感謝しかありません。
1点質問がございます。
スクール東京出版の「司法試験・予備試験 短答 過去問集」は最近の改訂がないようなのですが、その場合でもこちらを利用したほうが良いのでしょうか。ご教授いただければ幸いです。
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ご指摘のとおりスクール東京出版の「司法試験・予備試験 短答 過去問集」は改訂が遅めなんですよね。

私が受験生の時も「もう改訂されないのかな・・・」と思っていると,忘れた頃に出版されていたりしますした。

スクール東京出版の「司法試験・予備試験 短答 過去問集」の「平成30年(2018年)単年版」はKindle版が2018年11月30日に,ペーパーバック版が2019年1月17日頃に出ているので,2019年度版はおそらく今年の11月末頃に出版されるのではないかと思います。

●平成30年(2018年)単年版 司法試験・予備試験 短答 過去問集(ISBN-10: 4905444306)


28年の体系別版はKindle版がまだ残っており,29年度以降は単年度版があるので,スクール東京の問題集を使うとすれば28年の体系別版を使いつつ,29年度以降は単年度版を使うか,あるいは29年,30年,31年の単年度版だけで終わらせてしまうかのどちらかになると思います。


ただ,今年は民法改正の問題があるので,私が今年の受験生であれば民法に関しては別の予備校の問題集を使うと思います。

●平成29年(2017年)単年版 司法試験・予備試験 短答 過去問集(ASIN: B074RJ7XTJ)

●平成28年(2016年)版 体系版 司法試験・予備試験 短答 過去問集(ASIN: B01N5N15LN)


スクール東京の単年度版を使うのは嫌だということであれば,辰巳法律研究所の「司法試験&予備試験短答過去問パーフェクト」か「肢別本」をおすすめします。

●ISBN-10: 4864663823

●ISBN-10: 4864664153

「司法試験&予備試験短答過去問パーフェクト」はだいたい10月初旬頃に出るので,最新の問題集を早めに入手したいのであればおすすめです。

「肢別本」は例年12月頃に出版されると思いますので,ちょっと出版が遅めです。


これまでお話しているとおり,「司法試験&予備試験短答過去問パーフェクト」は解説が詳細な分,解説を全部読んでいると回すのに時間がかかってしまうのがデメリットです。

適宜,解説を読み飛ばせたりする要領の良い人であれば合っていると思います。



「肢別本」は解説がシンプルで速く回せるのがメリットですが,一問一答という性質上,飽きやすいのと,肢を切る練習が出来ないので他の過去問集や答練で肢を切る訓練をする必要があるのがデメリットです。

単純作業が苦にならない人や,根性がある人にとっては,「肢別本」は極めて強力なツールです。

私は肢別本は何度も買いましたが,単純作業が苦手で根性もないので,結局一度も通読出来ませんでした。




スクール東京出版の問題集は,解説がシンプルという肢別本のようなメリットと,肢を切る練習もできるという「司法試験&予備試験短答過去問パーフェクト」のようなメリットがあるのが良いところです。

他方,ご指摘のとおり改訂が遅く,体系別版と単年度版を組み合わせなければいけない等のデメリットがありますので,それぞれのメリットとデメリットと,自分の必要とする能力や残された時間を考慮しつつ,どの問題集を使うか選ぶと良いと思います。




ある程度時間があって,自分の頭で考える訓練は他で出来るということであれば「司法試験&予備試験短答過去問パーフェクト」を使っても良いと思います。

時間に余裕がない場合には,「肢別本」やスクール東京出版の問題集など,解説がシンプルで速く回せる問題集を使ったほうがベターでしょう。

自分の頭で考える訓練をしたいという場合や,短答式の勉強で得た知識を論文式試験でも応用出来るようにしたいという場合であれば,やはりスクール東京出版の問題集がおすすめです。



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質問をいただきましたので私見についてお答えしたいと思います。

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はじめまして。
いつもブログを拝見させていただいているものです。
いきなりで恐縮なのですが1つ質問させていただきます。

それは弁護士事務所の労働環境についてです。もちろん事務所の大きさ等によって変わるのは重々承知なのですが、一般的な弁護士の一週間、一月あたりの業務量(残業時間)はどれくらいなのでしょうか?

お忙しいところ恐縮ですが、ご返答頂けますと幸いです。
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弁護士の労働時間(残業時間)についてですが,やはり法律事務所のスタイルや,弁護士の仕事に対する考え方によって変わってきます。


  • ●出勤・退勤の時間

私はだいたい9時から10時の間に事務所に行き,夜の8時前後に事務所を出ています。

忙しい時期は夜10時頃まで働くこともありますが,逆に事件が落ち着いている時には午後6時ないし7時頃に家に帰ることもあります。


朝は裁判所の期日がだいたい10時頃から入ることが多いので,9時から10時の間頃に事務所に行く弁護士が多いように思います。

朝方の弁護士だと朝の7時頃に出勤して,期日前に書面を1通仕上げてしまう,なんて人もいますね。


夜は事務所のスタイルによると思いますが,夜でないと連絡が取れない依頼者(昼間仕事をしていて夜でないと電話に出られない等)が多いと,必然的に帰りは遅くなります。

また,首都圏の忙しい事務所の就職したりすると,毎日午前0時頃まで働いて,土日のいずれかは事務所に行く,という弁護士も少なくないと思います。東京の事務所に就職した私の同期の多くは忙しそうですね。

他方,私の同期の中には,午後5時前にボス弁から「飲みに行くぞ」と言われて毎日飲みにつれて行ってもらっていた弁護士がいて,「羨ましいな」と思っていたのですが,間もなくその事務所を辞めてしまいましたね。収入が少なかったのかも知れません。


  • ●場所による違い

あくまでも私の同期や周りの弁護士の話ですが,一般的に東京のの弁護士は夜や土日も働いている弁護士が多いように思います。

他方,そこそこの地方都市では,18時とか19時という比較的早めに時間に帰る弁護士が多いような印象を受けます。

ただし,地方中の地方というような弁護士過疎地になると,抱えている事件が多くなって(自分以外に受ける人が少ないので仕事を断りにくい),忙しく働いている弁護士も少なからずいるように思います。



  • ●弁護士の考え方による違い

何時まで働くかはやはりボス弁や弁護士の考え方によっても変わってきます。

ワーカホリック的な仕事が趣味みたいな弁護士は夜も土日も事務所にいて何かしていますし(仕事をしているとは限らないけど),労働事件を扱う弁護士なのに自分は過労死ラインを超えて働いている,なんてこともあります。

また事務所に来た事件を上手く断れない人は労働時間が長くなりやすいと思います。



他方,せっかく自由業の弁護士になったのだからと言ってワークライフバランスを大事にしている弁護士もいますし,子供が小さいので早く帰らなければいけないという弁護士もいます。

珍しいですが,私の知っている弁護士の中には午前中は仕事はしないという弁護士や,おおむね週休3日にしている弁護士もいますね。

弁護士は医師と違って依頼があっても必ず受けなければならない訳ではなく,業務が多忙であれば断ることが出来ますので,そういった意味では仕事の量の調節がしやすい仕事です。


それから,弁護士によっては事務所にいると言っても仕事しているとは限らないです。

事務所に漫画を置いておいて仕事の合間に気分転換のために漫画を読んでいる弁護士もいますし,自分の机周りに高級なスピーカーを置いて音楽を楽しんでいる弁護士なんかもいます。


なので,弁護士の労働時間(残業時間)は本当に様々です。


裏を返せば,沢山働いて多めの収入を得るのか,ワークライフバランスを大事にしてそこそこの収入を得るのかという選択をしやすいという点は,弁護士の仕事の魅力だとと思います。

質問の答えになっているか分かりませんが,やはり弁護士の労働時間は様々だという結論でご容赦いただければと思います。



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質問をいただきましたので私見についてお答えしたいと思います。

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伊藤真新ステップアップシリーズはだいぶ古いようですが今でも使えますでしょうか?
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連投すいません
使えるならば伊藤真のファーストトラックシリーズとステップアップシリーズはどちらが良いでしょう
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まず「●「伊藤真新ステップアップシリーズ」と「伊藤真の○○入門」シリーズの違いについて」という記事の内容と若干かぶってしまう部分もあるので,そちらの記事も参考にしていただければと思います。

「ファーストトラックシリーズ」は「伊藤真の○○入門」をより詳しくしたような内容で,予備校本の幹の部分を分かりやすくまとめたような内容になっています。

他方「ステップアップシリーズ」は,主に論点(条文の解釈などが必要となる問題点)の考え方を中心に記載した内容で,「ファーストトラックシリーズ」よりも若干難易度が高めになっています。


整理すると


  • ●「伊藤真の○○入門」

⇒ 一番シンプルで分かりやすく,基本中の基本が記載されている。

何回か読めば十分で,司法試験の勉強の最後まで使える訳ではない。


  • ●「ファーストトラックシリーズ」

⇒ 「伊藤真の○○入門」よりも若干難易度が高めだが,初学者でも十分に読むことが出来る。

こちらも何回か読めば十分で,司法試験の勉強の最後まで使える訳ではない。



  • ●「ステップアップシリーズ」

⇒司法試験・予備試験で問われる可能性の高い基本的な論点を中心にシンプルな解説がなされているので,初学者には難易度が高め。使うのであれば,「伊藤真の○○入門」か「ファーストトラックシリーズ」を読んだ後のほうが良い。

また司法試験・予備試験の直前期の復習の際に,基本的知識に穴がないか確認するのにも使える。

(司法試験・予備試験で「ステップアップシリーズ」に書いてあるような知識に穴があると,論文式試験で大失敗をする可能性が大きいので。)

比較的古い本ですが,基本的な知識や基本的な論点にそれ程の変化はないので,基本書や予備校本と組み合わせれば今でも十分に使える本です。








という感じです。




  • ●まとめ

なので,全くの初学者であれば「伊藤真の○○入門」か「ファーストトラックシリーズ」をおすすめします。

入門書をすでにマスターした人や,論文式試験の問題集などを回していて論点をきちんと理解したい人,司法試験・予備試験の直前期に基本的知識に穴がないか確認したい人,初学者だけど入門書を何冊も買いたくない人(最後まで使える本が欲しい人)には「ステップアップシリーズ」をおすすめします。



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