中小企業診断士

2017年07月29日

中小企業診断士試験は,多肢選択式(マークシート式)で行われる1次試験と,筆記試験・口述試験で行われる2次試験に分かれています。


口述試験は落ちる人がほとんどいませんので,問題は多肢選択式の1次試験と,2次試験の筆記試験です。



■1次試験(多肢選択式)の勉強方法


スクールを利用される方は,スクールが勉強方法を指示してくれることが通常ですので,勉強方法についてあまり深く悩むということは少ないと思います。




問題は独学で勉強する場合にどうやって勉強するか,ですね。

中小企業診断士試験の1次試験は7科目もあります。

ですから効率的に勉強をしないと,いつまでたっても合格できない,ということになりかねません。

他方で効率的に勉強をすれば,スクールを利用する場合よりも早く合格できる可能性があります。




中小企業診断士試験も他の国家試験と同様に過去問を抑えることが大事です。


市販の過去問集はいろいろと出版されていますが,「中小企業診断士試験」に関してはテキストと組み合わさった問題集のほうが勉強を進めやすいと思います。


それから市販の問題集の中には,解答の頁がどこにあるのか分かりにくいものがあります。

過去問は「読みもの」と割り切って,分からない問題はどんどん答えと解説を読んでいったほうが効率的です。

ですから,問題のすぐ次の頁に解答があるものが良いでしょう。


この「テキストが一緒になっている」「解答がすぐに確認できる」とう点でおすすめなのは「中小企業診断士試験研究会」の「過去問完全マスター」です。

●ISBN-10: 4496052474



「財務・会計」「中小企業経営・政策」以外の科目は,それほどテキスト(教科書)を読みこまなくても,この「過去問完全マスター」を何回か読み込んでいけば,点はとれるようになってくると思います。

苦手な分野が出てきた場合に,テキスト(教科書)で補充をしましょう。

テキストはTACの「スピードテキスト」がよくまとまっているので,おすすめです。

●ISBN-10: 4813267513



「財務・会計」の科目については「過去問完全マスター」を読んでいるだけでは分からない箇所がかなり出てくると思います。

その場合は,TACの「スピードテキスト」で補充をすれば合格点は取れるようになるはずですが,それでもモヤモヤした感じが残ってしまうと思います。


「財務・会計」の科目については,思い切って簿記3級の勉強をして,基本的な知識を身につけてしまったほうが近道になる場合もあります。


どのみち中小企業診断士として働くためには簿記3級から2級程度の知識は必要になりますし,簿記3級であれば頑張れば2週間から1ヶ月程度で取れますので,余裕がある人はついでに簿記3級の資格も取ってしまうと良いと思います。

簿記3級の勉強法としては,「みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商3級」を読んで,後は「みんなが欲しかった やさしすぎる解き方の本」で何度も問題演習をすれば,合格できます。

ホントこれだけ。


●ISBN-10: 4813268897

●ISBN-10: 4813271340


「中小企業経営・政策」の問題の多くは,中小企業庁が出している前年の中小企業白書から出題されます。

インターネットで中小企業白書をダウンロードしたら,「過去問完全マスター」を参考にしながら中小企業白書のどの箇所が出題されそうかあたりをつけ,中小企業白書を読み込む,という勉強が必要になります。




■2次試験(筆記試験)の勉強方法



「中小企業診断士試験」の2次試験は筆記試験です。

知識も必要ですが,知識だけではなく問われたことに素直に答える「訓練」と「文章力」が必要です。

この点は司法試験の論文試験と似ているとことです。



2次試験(筆記試験)の勉強方法ですが,まず最初に過去問と参考答案を読み込んで,2次試験でどのような答案を書けば良いのかイメージできるようにしましょう。

「読んでいるだけでは眠くなる」という人は,参考答案を書き写してみるのも効果的だと思います。

●ISBN-10: 4813267726

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答案のイメージができたら,後は答案を作成する「訓練」をします。

筆記試験の答案は第三者に採点をしてもらったほうが悪い癖を発見しやすいですし,点数も上がりやすいです。

できればスクールの答練(答案練習会)を利用して,採点をしてもらうと良いと思います。

スクールの答練を利用しない人は,家族でも友達でも良いので文章を読んでもらって,分かりにくい表現がないか意見を言ってもらうと効果的です。



なかなか「分かりやすい」文章を書くというのは難しいものなんですよね。

自分では分かりやすく書いているつもりでも,相手に伝わらなければ点数にはなりません。


答案練習の前に「文章の書き方」に関する本を読んでおくと良いと思います。

私も「文章の書き方」に関する本を何冊か読みましたが,「弁護士が書いた究極の文章術」という本は分かりやすくて,すぐに読み終わるのでおすすめです。


●ISBN-10: 4587233609


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■中小企業診断士は会社の経営に関する資格


「社会保険労務士」と同様に,社会人に人気なのが「中小企業診断士」の資格です。

「中小企業診断士」は名前からは分かりにくいのですが,中小企業向けMBAのような資格です。

MBAは,楽天の三木谷社長などの大企業の経営者がこぞって持っている経営学の修士ですね。

ただし,MBAが経営大学院の「学位」であるのに対し,「中小企業診断士」は「国家資格」であるという違いがあります。



「中小企業診断士」試験の勉強では,会社の経営に関する幅広い知識を学ぶことになります。

具体的には,企業経営理論財務・会計,運営管理,経営情報システム,経済学・経済政策,経営法務などの勉強をすることになります。

そのため,「中小企業診断士」の試験の合格者は,経営コンサルトの仕事をする人もいますし,会社内で企業内診断士として働く人もいます。


実際に企業に勤務していて役に立つ知識を学びながら,しかも国家資格まで得られ,将来的には独立も可能な資格であるという点が人気の理由でしょう。


経験の少ない若い人よりも,40代から50代の,会社で様々な経験を積んで,幅広い人脈を持った人のほうが,経営コンサルトとしては成功しやすいと思います。



中小企業診断士の仕事を知りたい人は「中小企業診断士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本」という本を読んでみると,よりイメージができるようになると思います。

●ISBN-10: 479803844X



■「中小企業診断士試験」の難易度


「中小企業診断士試験」の難易度は,法律系資格の中では「真ん中」くらいです。

一般的に1000時間以上の勉強時間が必要だと言われています。


とは言っても受験生の多くは社会人ですから,しっかりと方法を間違えずに勉強をすれば1年~2年程度で取得できる資格です。

次回は,「中小企業診断士試験」の勉強方法についてお話をしたいと思います。

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