税理士

2017年07月29日

税理士試験は人気の資格ですから,受験生のレベルも高いです。

ですから無計画に勉強をしているだけでは,なかなか合格はできません。


■とりあえず簿記3級と簿記2級に合格する


税理士試験を受けてみたいという人は,最初に簿記3級と2級を受験してみることをおすすめします。


簿記3級は頑張れば2週間から1ヶ月程度で合格できます。

簿記2級は1ヶ月から半年程度勉強をすれば合格できます。

簿記3級と簿記2級の勉強法は,基本的にテキストを読んで問題集を繰り返すだけで合格できます。

テキストは「みんなが欲しかった 簿記の教科書」がおすすめです。

問題集はいろいろありますが「みんなが欲しかった やさしすぎる解き方の本」は,問題の解き方が非常に丁寧に説明されているのでおすすめです。

●ISBN-10: 4813268897

●ISBN-10: 4813271340


もし半年間必死で勉強をしたにもかかわらず,簿記2級に合格できなかった人は,スクールを利用してみましょう。

それでも簿記に合格できなかった人は残念ながら税理士試験は向いていないかも知れません。

税理士試験は簿記2級よりもさらに難しい試験ですので,簿記2級に合格できるかどうかで税理士試験の適性があるかが,ある程度分かります。


ただし,簿記2級に合格できなかったとしても落胆することはありません。

人には得意不得意がありますらから,たまたま簿記が苦手でも実は他の分野が得意だった,ということもあり得ます。

ですから,簿記に挫折してしまった人は,数字の問題がほとんどでない他の資格に挑戦をしてみると良いと思います。



■税理士試験の受験資格


税理士試験には受験資格が必要です。

大学で法学部・経済学部・商学部・経営学部を卒業した人は,税理士試験の受験資格があります。

それ以外の大学や短大を卒業した人であっても,法律学や経済学の科目を1科目以上単位を取得していれば,税理士試験の受験資格があります。


他の受験資格は国税庁のホームページを参照してみてください。
●https://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/qa/qa03.htm


国税庁のホームページを確認して「税理士試験の受験資格がない」人は,簿記1級に合格すれば受験資格を得られますので,簿記1級に挑戦しましょう。

税理士試験に合格するためには,いずれにせよ簿記1級に合格するくらいの知識やテクニックが必要なりますから,簿記1級の勉強をしても全く無駄になることはありません。


■簿記に合格したら?

税理士試験に関しては,独学で勉強するよりも,スクールに通ったほうが効率が良いです。

独学だけで税理士試験に合格するのは不可能ではないにしても,かなり難しいです。

とういうのも,市販の税理士試験用のテキストが少ないからなんですよね。

ですから,簿記2級に合格したら,本屋さんで教科書を買うよりも,さっさとスクールに申し込んでしまいましょう。






■試験科目の免除を受ける


税理士試験は以下の合計5科目に合格する必要があります。

・簿記論
・財務諸表論
・選択科目3科目
(法人税,所得税,相続税、消費税又は酒税、国税徴収、事業税又は住民税、固定資産税。うち,法人税と所得税のいずれか必修)

1年に1科目ずつ合格すれば良いといっても,この5科目全てに合格するのは本当に大変なんです。

1科目合格するだけでも1000時間程度の勉強が必要になります。

5科目に合格するとなると,5000時間以上!

そんなに勉強するのは大変ですよね。


ところが,この税理士試験の科目のうち,一部を免除してもらえる裏技があるんですよ。

どうすれば科目を免除してもらえるのか?



それは大学院への進学です。

大学院で経済学の修士論文を書いて,その修士論文が国税審議会という機関に認定されると,税法に関する科目のうち2科目が免除されます。
(ただし,税法科目のいずれか1科目に合格している必要があります。)

また,大学院で経営学の修士論文を書いて,その修士論文が国税審議会に認定されると,簿記論と財務諸表論のいずれかが免除になります。
(ただし,簿記論か財務諸表論のいずれかに合格している必要があります。)


大学院で修士論文を書いて,それが認定されれば,受験しなければならない科目が5科目から3科目,あるいは2科目に減るんです!

試験科目の免除を受けられれば,それだけで税理士への道がぐっと近くなります。


最近では大学院に進学して科目の免除を受けて税理士の資格を得る人が増えてきています。

「税理士の資格は欲しいけど,5科目も受験するのは無理・・・」とう人は大学院への進学も検討してみると良いと思います。



■税理士試験に合格せずに税理士になる方法


税理士になるためには基本的に税理士試験に合格する必要がありますが,税理士試験に合格せずに税理士になれる裏技があります。


1 公認会計士の資格を得る


公認会計士の資格を持っていると,税理士として登録することができます。

公認会計士試験も難しい試験ではありますが,公認会計士試験はやり方次第では税理士試験よりも短期間で合格できる試験です。

最近では公認会計士と税理士の両方の資格を持っている人もかなり増えてきました。

1日あたりの勉強時間をある程度確保できる人であれば,公認会計士試験を目指したほうがよいかも知れません。



2 弁護士の資格を得る


司法試験に合格して弁護士の資格を得ると,税理士として登録をするこができます。

司法試験は以前に比べると合格者も増え,方法次第では3年程度で合格することも可能です。

勉強に専念できる環境があって,方法を間違えなければ税理士試験よりも短期間で司法試験に合格できるでしょう。

弁護士と税理士のダブルライセンスで仕事をしている人も増えてきており,税務に強い弁護士は需要も大きいです。

弁護士の仕事と税務の両方に興味がある人は,司法試験を目指してみるのもアリだと思います。



3 税務署に23年間勤める


税務署に23年間勤めることで税理士になる資格を得ることができます。

税務署の職員になるためには国家公務員2種試験に合格する必要がありますが,国家公務員2種試験は税理士試験に比べるとかなり簡単です。

税務署に23年間勤めることで,税務署の内部事情に詳しくなったり,人的なコネクションを作ることもできます。

ただし,最近では税務署を辞めて税理士になる人は減ってきているようです。



「税理士になりたいけど税理士試験が大変・・・」という人は,大学院への進学や税理士試験に合格せずに税理士になる方法を検討してみてください。



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■税理士になれば転職にも有利,独立もできる


「税理士」という職業は有名なので知らない人のほうが少ないんじゃないですかね。

「税理士」は,基本的に依頼者の代わりに税務署に提出する申告書類などを作ったり,税に関する相談に乗ったりする仕事をしています。

「税理士」の資格を取って企業に転職をして税務・会計の専門家として活躍している人もいますし,コンサルタントの仕事で大きく稼いでいるような人もいますので,仕事の幅は非常に広いんです。


独立をすれば年収数千万円も夢ではない資格ですので,社会人には人気の資格ですね。


税理士が普段どのような仕事をしているか知りたい人は「税理士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本」という本を読んでみることをおすすめします。

●ISBN-10: 4798046248



■税理士試験は働きながら取得しやすい資格でもある


税理士試験は難しい試験ですが,社会人にとっては取得しやすいように,他の試験とは違った配慮がなされています。

税理士試験は一気に全ての科目を受験する必要はないんですよ。

税理士試験をクリアするためには,合計5科目に合格する必要があるのですが,1回に5科目全てに合格する必要はありません。

たとえば,1年に1科目ずつ受験して,5年で5科目に合格すれば税理士試験に合格したことになるんです。

これは勉強時間を確保しにくい社会人にとっては大きなメリットです。



次回は税理士試験の具体的な勉強方法についてお話をしたいと思います。


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