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■中小企業診断士は会社の経営に関する資格
「社会保険労務士」と同様に,社会人に人気なのが「中小企業診断士」の資格です。
「中小企業診断士」は名前からは分かりにくいのですが,中小企業向けMBAのような資格です。
MBAは,楽天の三木谷社長などの大企業の経営者がこぞって持っている経営学の修士ですね。
ただし,MBAが経営大学院の「学位」であるのに対し,「中小企業診断士」は「国家資格」であるという違いがあります。
「中小企業診断士」試験の勉強では,会社の経営に関する幅広い知識を学ぶことになります。
具体的には,企業経営理論財務・会計,運営管理,経営情報システム,経済学・経済政策,経営法務などの勉強をすることになります。
そのため,「中小企業診断士」の試験の合格者は,経営コンサルトの仕事をする人もいますし,会社内で企業内診断士として働く人もいます。
実際に企業に勤務していて役に立つ知識を学びながら,しかも国家資格まで得られ,将来的には独立も可能な資格であるという点が人気の理由でしょう。
経験の少ない若い人よりも,40代から50代の,会社で様々な経験を積んで,幅広い人脈を持った人のほうが,経営コンサルトとしては成功しやすいと思います。
中小企業診断士の仕事を知りたい人は「中小企業診断士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本」という本を読んでみると,よりイメージができるようになると思います。
●ISBN-10: 479803844X
■「中小企業診断士試験」の難易度
「中小企業診断士試験」の難易度は,法律系資格の中では「真ん中」くらいです。
一般的に1000時間以上の勉強時間が必要だと言われています。
とは言っても受験生の多くは社会人ですから,しっかりと方法を間違えずに勉強をすれば1年~2年程度で取得できる資格です。
次回は,「中小企業診断士試験」の勉強方法についてお話をしたいと思います。
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